フリーエンジニアという働き方・生き方と、そのメリットとデメリットを紹介してきました。それぞれを把握した上で、フリーエンジニアとして年収倍増して人生を謳歌する人と、フリーエンジニアになって食べていけなくなる人の違いはどこにあるのかを考えてみましょう。稼げるフリーエンジニアになるためのポイントです。
フリーエンジニアで食べていくためには、それなりのスキルが必要になります。知識量、技術力、そして経験から得た知恵などを総合したスキルです。サラリーマンであればこのスキルを高めることで給料も上がる可能性があります。しかし、フリーエンジニアとなればこのような技術スキルだけでは残念ながら稼ぐことはできないかもしれません。経営センス、言い換えればお金を稼ぐセンス・スキルが必要になります。経営センスをさらに分解してみましょう。
【行動力】
何かいいアイデアや企画を思いついたとき、それを実際に行動にうつせるかどうかが、まず一つ目のポイントです。せっかくのアイデアも、ただ思いついただけであたためていては、お金にはなりません。思いついたアイデアをどのように実行するか?を具体的に考えて行動に移す能力が必要になります。
【タスク管理力】
フリーエンジニアになれば、重要なものから雑多な雑務まで、様々なタスクが発生します。これらのタスクに優先順位をつけ、最適な方法で処理していく管理能力が必要です。タスク管理能力が高ければ、処理できるタスクの量が変わります。処理できるタスクの量が増えるということは、こなせる仕事が増える=お金になるということです。処理できるタスクの量が少なければ、少ない仕事量しかこなせず、稼げる金額も小さくなります。
【人間力】
人としての魅力です。フリーエンジニアは人脈が宝になります。コミュニケーション能力は人脈づくりだけではなく業務遂行上も重要な要素です。成功する経営者には、欠点もありながらも、どこか自然と人が集まってくるような魅力、なぜかついていきたくなるような魅力を持っているものです。人が集まるところには、仕事も集まると覚えておきましょう。
自宅が作業場となっている場合、いかに仕事に集中できる環境をつくるかが勝負です。自宅は生活スペースですので、テレビもあれば雑誌や漫画もあり、ごろんと寝転べるソファやベッドもあれば、冷蔵庫にはビールもあります。会話をする家族がいる場合もあるでしょう。自分の意識の持ちようと言ってしまえばそれまでですが、人間そう強くはありません。ダイエット中は目の前にケーキを置かれれば食べてしまいますが、見えるところに置かなければ食べずに我慢できるのと同じで、できるだけプライベートを切り離し、仕事に集中できる環境をつくることが大切です。自宅内にそれをつくるのが難しければ、コワーキングオフィスを利用したり、事務所を借りたりすることも検討しましょう。
体調管理と効率アップのためには、オンオフの切り替えが大切です。
先に述べたタスク管理力と重複しますが、仮に一日の労働時間を8時間とすると、その中でいかに多くの仕事をこなせるかによって収入が変わります。時は金なりという言葉のとおり、時間=お金なのです。サラリーマンではあまり意識することのない部分だと思います。効率とはまた違った観点で、いかにスムーズに、限られた時間内でたくさんの仕事をこなせるか。それは全てを自分だけでやるということではありません。もし自分以外に頼める人がいるならば、外注にして自分にしかできないことに注力したり、自分でやるよりも早く仕上げてくれる人がいるならその力を借りることで仕事量を増やしたり。自分が早くやるというだけではなく、いくつかの仕事を遂行するためにもっとも早く効率的な方法は何かを判断して実行できるスピード感が大切です。
単純に、こなす仕事の本数が増えれば収入も増えますので、様々な手段でその数を増やすことで収入も増えていきます。
技術的なスキルは同レベルのエンジニアでも、いざ独立してフリーエンジニアになると「食べていけないフリーエンジニア」と「会社員時代よりも収入がアップするフリーエンジニア」にわかれます。この違いは何でしょうか?稼げるフリーエンジニアになるためのポイントを紹介します。
年収700万円、フリー暦5年。常駐案件を数多くこなす女性フリーエンジニアが語るアドバイスは、「謙虚さを忘れないこと」。SEの仕事が大好きで、自由に活躍できるフィールドを求めて独立、多くの企業に愛されながら逞しく生き残っているエンジニアならではのアドバイスです。
フリーエンジニアに限らず、すべてのはたらく人に送るアドバイス。年収1000万円を稼ぎ出す10年目のベテランフリーエンジニアが、会社員時代の自らの苦い体験とその後の体験から学んだ大切なことを、熱く語ってくれました。年収1000万円を目指す人こそ、必見です。