まずは年収500万円をクリアしたフリーエンジニア(20代 / 男性 / フリー暦3年目)の仕事内容とその経緯を紹介します。ぜひ参考にしてください。
僕はもともと、中規模なWEB制作会社にWEBエンジニアとして勤務していました。一般的なホームページ制作と、簡単なWEBシステムの開発を担当し、年収は400万円に届かないくらい。金額的には特に不満は感じていませんでした。最初の頃は、自分がつくったホームページが公開されるとうれしくて、何度も何度も見ていましたね(笑)そうしてスキルと経験を積むうちに、ここはもっとこういう仕組みにした方がいいんじゃないかとか、自分なりに色々と思うようになっていきました。それでも僕は、社内のエンジニアですから、ディレクタの指示通りにつくるしかなく、いつしかクライアントさんと直接話がしたいと思うようになっていきました。
ちょうどそんな頃に、知人のWEBデザイナから、ふたりで組んで独立しないか?と誘いを受けたんです。正直僕はそれまで不思議とフリーになるという発想がなかったんです。会社員でいるのが当たり前と思ってたのかな。理由はわかりません(笑)とにかく、その誘いを受けて最初は断ろうと思ったんです。独立して簡単に食べていけるとも思えなかったので。でも、それがきっかけでフリーになるってことを意識するようになって。フリーランスについてかなり調べました。仕事でもう少しステップアップしたいと思っていたタイミングだったことも良かったんでしょうね。知人のデザイナの熱心な説得を聞いてるうちにこいつとならやっていけるかなという気持ちと自分の力を試したいという欲が強くなって、思い切って独立することにしました。今のところは、いい判断したと思ってます(笑)
初年度は正直、きつかったです。貯金が少しあったのでそれで何とか食いつないだという感じでした。デザイナーが何件かお客さんを連れてきてくれたのと、友人知人からのご祝儀受注が少しあっただけで、新規の顧客開拓がまったく思うようにいかなかったのです。このままだと先がないと思い気持ちばかりが焦っていました。それでもデザイナーともめるようなことはありませんでした。いいパートナーに恵まれたなと思ってます。もっと人脈を広げていこうと思い、異業種交流会などにも積極的に参加して、とにかく人の集まるところに行くようにしていました。
1年目に人脈づくりに励んだのが功を奏して、2年目は紹介案件など新規顧客がポツポツと増えてきました。うれしかったですよそれは。とにかく必死で仕事をこなしました。WEBディレクターの役割は顧客をパートナーと僕でわけて分担しています。自然と、規模の大きなものやシステム色の強いものは僕で、デザインに凝る業種のものはデザイナーであるパートナーが前面に立つという分担になりましたね。クライアントと直接話してディレクターをしたいという希望が叶いました。ディレクターの仕事は思ったよりも大変で、クライアントさんとの意思疎通がうまくいかずに悩むこともありました。それでもホームページを公開したときのお客さんのうれしそうな顔とありがとうの一言を聞けるのは、やりがいにつながっています。ホームページづくりが好きなんですね、僕たち。そうして必死にこなして年末にふと気がつけば年収が500万円を超えていました。
2年目までにホームページを制作したお客様から紹介を受けることも増えてきて、前職のWEB制作会社からの外注仕事や、代理店などからの下請け制作依頼も来るようになってきたので、そろそろ仕事量の調整が必要な時期だと思っています。外部協力者なり、または作業者をひとり仲間に入れるなど、次のステップを検討しています。次の目標は法人化です。
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年収700万円、フリー暦5年。常駐案件を数多くこなす女性フリーエンジニアが語るアドバイスは、「謙虚さを忘れないこと」。SEの仕事が大好きで、自由に活躍できるフィールドを求めて独立、多くの企業に愛されながら逞しく生き残っているエンジニアならではのアドバイスです。
フリーエンジニアに限らず、すべてのはたらく人に送るアドバイス。年収1000万円を稼ぎ出す10年目のベテランフリーエンジニアが、会社員時代の自らの苦い体験とその後の体験から学んだ大切なことを、熱く語ってくれました。年収1000万円を目指す人こそ、必見です。