専門知識を売りに年収1000万円を稼ぎ出すベテランフリーエンジニアだからこそ言える、このアドバイスは必見です。
フリーランスだからこそ、自分を大切にしなければ生き残ることはできないのですね。
私は会社員時代に体を壊したという経緯もあって、体調管理には十分すぎるほど気を配っています。どんな仕事でも同じですが、個人事業主は特に、体が資本ですから。先ほどもお話したとおり、会社員時代は寝食を忘れて働きづめでした。職種柄、会社員時代もそれなりの金額の報酬をもらっていましたが、使う間もなく仕事ばかりしていました。しかし、いくら稼ごうが、どれだけ貯金がたまろうが、どんなに楽しい仕事であろうが、どれほど結果を出そうが、体を壊してしまっては元も子もないということを、私は身をもって痛感しています。
今は、環境にも恵まれて、物理的に現場に行かなければできない仕事以外は全て自宅で処理しています。朝昼晩としっかり食事から栄養を取るように心がけ、どんなに忙しいときでも必ず7時間の睡眠をとっています。おかげ様で、体調も万全です。
若い頃の私と同じように、若い人は特に勢いで無理をしてしまうようですね。私が言うのはおこがましい話ですが、優秀な人ほど無理をしているように見えて大変心配に思います。人間はきちんと食べて、十分な睡眠と休養を取らなければ、必ずどこかでガタが来るものです。私のように、さぁここから!という時に倒れて全てを無駄にするような、そんな馬鹿なことだけはしないでほしいと、強く願っています。
もうひとつアドバイスできるとすれば、余暇の重要性を認識してほしいということです。これは、健康のためという意味だけではありません。効率よく質のよい仕事を提供するために余暇を確保する必要があるのです。オンオフの切り替えという表現もあるようですが、余暇とは生活の余裕につながります。生活の余裕をつくることで、気持ちに余裕がうまれます。気持ちに余裕がうまれると、思考に余裕がうまれます。その余裕にこそ、新しい情報を蓄積することができ、余裕の中から新しい発想がわくと私は思います。意味がわからないという方は、ぜひ一度無理してでも余暇を取るようにしてみてください。結果的に仕事の能率がアップし、いいアイデアがうまれ、よりクオリティの高いサービスを提供できるようになるはずです。
私は、人生の休暇をとることで、始めて余暇の重要性を理解できました。もっと早くにわかっていればと、今でも時々思います。
技術的なスキルは同レベルのエンジニアでも、いざ独立してフリーエンジニアになると「食べていけないフリーエンジニア」と「会社員時代よりも収入がアップするフリーエンジニア」にわかれます。この違いは何でしょうか?稼げるフリーエンジニアになるためのポイントを紹介します。
年収700万円、フリー暦5年。常駐案件を数多くこなす女性フリーエンジニアが語るアドバイスは、「謙虚さを忘れないこと」。SEの仕事が大好きで、自由に活躍できるフィールドを求めて独立、多くの企業に愛されながら逞しく生き残っているエンジニアならではのアドバイスです。
フリーエンジニアに限らず、すべてのはたらく人に送るアドバイス。年収1000万円を稼ぎ出す10年目のベテランフリーエンジニアが、会社員時代の自らの苦い体験とその後の体験から学んだ大切なことを、熱く語ってくれました。年収1000万円を目指す人こそ、必見です。